翼状片(よくじょうへん)
瞼裂斑と同様に鼻側の茶目に接した白目から赤く細い血管を伴なった白い膜が瞳の中の黒目の中心に向かって伸びてくる病気です。
年齢的には中年以上の方に現われます。耳側からも出てくることがあります。翼状片が伸びて黒目にかかってしまうと視力は極端に悪くなりますが、黒目にかからなくても強い乱視になるためメガネが合わなくなってしまいます。
原因としては、この病気にかかる人の職業が屋外労働の多い漁師や農業の方が多い点を考えると日光に含まれる紫外線の関与が最も考えられます。そのため進行予防策としては、UVカットの確実なサングラスを昼間は屋外で常時使用する必要があります。充血が目立つ時は抗炎症の点眼薬が使われますが、茶目の中に 2〜3mm侵入してきたら手術的に切除することになります。ただやっかいな点としては決して悪性のものではないのですが、再発率がかなり高いと言うことです。最近手術方法の改善により以前よりは少なくなりましたがゼロではありません。手術は点眼や局所麻酔で20〜30分かかります。術後数日間は、ゴロゴロした異物感と充血がどうしても残ります。しかし、黒目の中心部にまで伸びてから手術しても視力は0.4位までしか回復しませんので、かなり大きくなるまで手術を延ばすことは得策ではありません。
☆裕司船長も18歳から船頭として舵を握って今年で45年です。
紫外線の強い仕事環境から「翼状片」症状が左目に見られます。
紫外線カットのメガネ(サングラス)着用は必要ですね、老眼もあるので・・・。笑